敵〈ヴィラン〉連合、のちに超常解放戦線で行動する重要人物の一人で、全身に広がる焼けただれた皮膚と縫合痕、感情を押し殺したような冷たい態度が印象的なキャラ。

彼はヒーロー殺しステインの思想に強く感化され、ヴィラン連合に加入する。しかしその正体は、No.1ヒーロー・エンデヴァーこと轟炎司の長男、轟燈矢であった。

かつて彼はを超える力を期待されながらも、から受け継いだ氷体質の影響により自身の強すぎる火力に耐えきれず、修行中の事故で死亡したとされていた。しかし、その事故から生き延びた燈矢は、家族に見捨てられたという強烈な被害意識と絶望を抱え、冷酷な敵「荼毘」となって再び世界に現れることとなる。

荼毘の思想の根底にあるのは、「ヒーローは必ずしも正義ではない」という現実への告発と、自分を作り壊した元凶である父エンデヴァー、そして偽善の上に成り立つヒーロー社会そのものへの復讐であった。物語が進むにつれ、荼毘は単なる敵役ではなく、ヒーロー社会の歪みを暴く“語り部”のような役割を担っていくことになる。

なお、誕生日が弟・轟焦凍の真下の日付に設定されている点は轟家の因縁を強く印象づける要素の一つとも言える。

プロフィール

名前轟燈矢
よみかたとどろきとうや
ヴィラン名荼毘
個性蒼炎
誕生日1月18日
年齢不明
身長176cm
所属ヴィラン連合開闢行動隊轟家
好きな物不明
初登場
(単行本)
第67話「むけろ一皮」(単行本8巻
単行本
(アニメ)
37話「爆豪勝己:オリジン」(2期
声優下野紘さん

個性:蒼炎

蒼炎を操る個性。掌や足裏から高温の炎を放つ超高火力型で、その威力はエンデヴァーの炎をも凌ぐ。遠距離火力は世界屈指だが、体質に合わないため負担が極めて大きく、全力解放時は自滅覚悟となる。

轟家 家族構成

父 :轟 炎司
母 :轟 冷
長男:轟 燈矢
長女:轟 冬美
次男:轟 夏雄
三男:轟 焦凍

 必殺技

荼毘が使用する技は、エンデヴァーの必殺技を独学で再現・昇華したものがほとんどである。精度は本家に及ばないものの、荼毘の体は感覚が鈍麻しているため、本来なら身体が拒絶する限界領域にまで出力を引き上げることが可能。また、被害や周囲への影響を一切考慮しないため、発動時は広範囲が蒼炎に飲み込まれる危険地帯と化す。しかし感覚が鈍いだけで耐性があるわけではないので、これらの技を使用するたびに彼の命は蝕まれていく。

赫灼熱拳ヘルスパイダー

五指から凝縮した炎を糸状の熱線として放つ技。エンデヴァーは高い精密性を誇るのに対し、荼毘は独学ゆえに炎が太く狙いも大雑把だが、その分火力は圧倒的に高い。攻撃だけでなく目眩しとしても使用され、炎による超加速へ繋げるため、あえて雑に放っている可能性もある。

赫灼熱拳ジェットバーン

打撃の瞬間に拳から凝縮した炎をジェット噴射のように放ち、相手を焼き飛ばす技。赫灼熱拳の基本技とされるが、その一撃の火力は極めて高く、轟焦凍の最大火力をも優に上回る威力を持つ。

赫灼熱拳 プロミネンスバーン

自身の最高火力で全てを焼き尽くすエンデヴァー最大の必殺技。荼毘も使用可能だが、作中では発動直前に妨害され、実際に放つことはなかった。

赫灼熱拳“燐”

荼毘が死の淵で覚醒させた冷の個性を併用し、蒼炎の火力を極限まで高めた技。轟焦凍が身体の反動により短時間しか維持できないのに対し、荼毘は無意識下で内側を冷却することで、全身を炎上させた状態を長時間維持可能としている。この在り方は、熱籠もりという弱点を克服する後継を求めたエンデヴァーの理想に最も近い姿であり、皮肉にも荼毘こそが完成形だったと言える。

名セリフ

「ふせろ。ゴミならせめて、燃えて俺の薪となれ」

「死ぬんじゃねぇぞ轟炎司!」

「お前が健気に夢見るプロってやつは、俺達なんかよりよっぽど薄汚えぞ」

「(遺族の気持ち?) 考えすぎて、イカれたよ」

「(荼毘?) ひでえな、そんな名前で呼ばないでよ」
「”燈矢”って、立派な名前があるんだから」

「知らねェようだから教えてやるよ!過去は消えない。ザ!自業自得だぜ!」

「焦凍…ごめんな」

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